畑の小屋で生まれた子猫たちの話。
昨年10月、雨降りの寒い日に小屋から連れて帰り、
そのまま動物病院に行った。
低体温症でかなり危険な状況だったと
獣医の先生から言われた。
便宜上、仮でいいので名前をつけて欲しいとのことで
三毛色なので「ミケ」、茶白毛の「チャケ」と名付けた。
ミケは体重134gの女の子、チャケは体重129gの男の子。
ミケの顔立ちは「カッコいいですね」と先生が笑って言ったのを覚えている。
しばらく病院で預かってもらい、夜7時ごろ迎えに行った。
二人とも鳴いていたが、ミケはあまり元気がなさそうだ。
案の定、先生から「チャケはもう大丈夫、ミケは今夜がヤマです」と告げられた。
その日から、赤ちゃん猫たちの育児が始まった。
その時から始めた育児日誌なるノート↓
約2時間おきにミルクをあげる体制。
新型コロナ禍の影響で、在宅勤務だった私が母親代わりとなる。
これがかなり大変だったが、今思い返すと充実していた。
もちろん、妻(後に娘も)の協力があってのことである。
人間の息子と娘を育ててくれた妻には頭が下がる。
育児の大変さを、比較にはならないが身を持って体験した。
育児ノートでもわかるが、ミケの授乳は1回で終わる。
残念ながら、その日の夜にミケは亡くなった。
つづきます。